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2014年1月21日 RESTART JAPAN × 仙台青陵中等教育学校

自分だけの光通信機をつくって実験/仙台青陵でソニー・サイエンスプログラム

RESTART JAPANによる光通信手づくり実験=1月21日、仙台青陵中等教育学校(仙台市青葉区)

はんだ付けの仕方をスタッフに教わる生徒たち真剣な表情で部品をはんだ付けする生徒たち自分でつくった光通信機を使った実験のようす光の性質や光通信の仕組みなどについての解説のようす

【写真(上段)】RESTART JAPANによる光通信手づくり実験=1月21日、仙台青陵中等教育学校(仙台市青葉区)
【写真(中央左)】はんだ付けの仕方をスタッフに教わる生徒たち
【写真(中央右)】真剣な表情で部品をはんだ付けする生徒たち
【写真(下段左)】自分でつくった光通信機を使った実験のようす
【写真(下段右)】光の性質や光通信の仕組みなどについての解説のようす

 ソニーとセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)の協働プロジェクト「RESTART JAPAN」は1月21日、光通信を手作りする実験教室を、仙台青陵中等教育学校(仙台市青葉区)で実施し、中学生の希望者30人が参加した。

 この教室は、昨年7月に東北大学で開催された『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』で、仙台青陵中等教育学校科学部の出展がRESTART JAPANによる「RESTART JAPAN賞」を受賞したことをきっかけに開催されたもの。

 教室では、ソニーとSCJのスタッフたち12人から自己紹介があった後、生徒一人ひとりに部品とはんだゴテが配られ、光通信機の電子工作がスタート。

 生徒たちは、まずハサミで切り取った銅板を、送信機と受信機の基盤に貼り付けた後、回路図に従って、抵抗やトランジスタなどの部品を一つひとつはんだ付け。はんだ付けが初めての生徒も、スタッフに教えてもらいながら、楽しそうにはんだ付けをしていた。

 こうして光通信機の組み立てが終わり、スイッチをオン。送信機のLEDから発せられた光が、受信機で音に変換され音楽が鳴ると、生徒たちは「できた!」と歓声をあげていた。

 次は、自分でつくった光通信機を使って実験だ。生徒たちは、送信機と受信機の間に手や半透明なものを置いて光をさえぎったり、鏡で光を反射させるとどうなるかや、送信機にLEDとレーザのどちらを取り付けた方が遠くまで信号が届くかなどを、予測しながら、確かめていた。

 実験後は、講師の武田順一さん(ソニーセミコンダクタ)から、光の性質や光通信の仕組みなどについて、解説があった。最後に、武田さんは「どうして光通信機が動いたのか、これから勉強して中身をぜひ知ってください」と生徒たちを激励した。

 参加した生徒たちは「本格的な機械を自分でつくれて楽しかった」「実験で予想とは違う結果が出たことがおもしろかった」「自分たちで実験して確かめたことが、先生の解説でわかって楽しかった」などと感想を話していた。担当した武田さんは「科学を好きになってもらうきっかけになってもらえれば」と話している。

公開:2014.03.07 コラボレーション(取材)
文責:大草 芳江

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