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サイエンス・デイ オブ ザ イヤー2023贈賞式 (文部科学大臣賞表彰等)を開催しました

 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ(2007年~)では、自分が一番「よい」と思った出展プログラムに対して自分の賞をつくって表彰し合うユニークな表彰制度「サイエンス・デイAWARD」(2011年度~)に加え、科学を社会に伝える優れた方法論を可視化・共有化することを目的として、審査委員会による「サイエンス・デイ オブ ザ イヤー」の審査・表彰を2016年度から行っています。今年度は新たに「東北経済産業局長賞」も加わり、合計7 つの賞を表彰しました。

 

 このうち、「文部科学大臣賞」、「東北大学総長賞」「東北経済産業局長賞」「宮城県知事賞」、「仙台市長賞」の5つの賞については、事前に自己推薦書を提出いただいた団体を中心に、サイエンスデイ当日の出展内容及びサイエンスデイAWARD 表彰式での1分プレゼンを、審査員5名体制でご審査いただきました。JST 理事長賞については、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)様ご自身に審査を行っていただきました。また、ベストプレゼンター賞については、サイエンスデイAWARD 表彰式の参加者による会場投票によって決定いたしました。厳正なる審査の結果、文部科学大臣賞(1件)、JST 理事長賞(1件)、東北大学総長賞(1件)、東北経済産業局長賞(1件)、宮城県知事賞(1件)、仙台市長(1件)、ベストプレゼンター賞(サイエンスデイAWARD 受賞者1件、サイエンスデイAWARD 賞創設者1件)の受賞者が決定しました。


 サイエンスデイ オブ ザ イヤー2023 贈賞式は8 月21 日、東北大学「知の館」で開催しました。贈賞式では、主催者よりご挨拶及び開催報告を申し上げた後、ご来賓の皆様よりご祝辞を賜りました。続いて表彰式では、各賞創設者から各受賞者への表彰状の授与が行われ、受賞者が受賞の喜びを語りました。最後に審査員の先生方から各賞についてご講評を賜りました。また、贈賞式後は受賞者と来賓・審査員との懇親の場も設け、受賞者の皆さんへ直にご助言等いただきました。受賞された皆様には心よりお祝い申し上げますとともに、サイエンスデイで実践された科学や技術を社会に伝えるよい方法論をぜひ共有化いただきますようお願い申し上げます。また大変お忙しい中、審査にあたってくださった審査員の先生方に厚く御礼を申し上げます。さらにはご来賓の皆様から公務ご多忙のところご臨席並びに丁重なご祝辞を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。


 科学・技術が社会に深く浸透している今、科学・技術は私たちの社会に必要不可欠である一方、その関係性はどうあるべきか、昨今の世界情勢においても改めて問われています。科学や技術の全てを理解することは現実的には不可能ですが、先人たちが積み重ねてきた科学や技術の思考、方法論を理解することなしに、わたしたちは心豊かな社会を自ら創造することはできないでしょう。そのことはきっと今後も変わらないと思います。これからも我々は、よい科学や技術の思考、方法論が、私たち一人ひとりの様々な活動において次のよりよい科学や技術、そして社会を創造する原動力となることを目指し、これからもサイエンスデイを継続開催して参ります。今後とも変わらぬご理解ご支援の程お願い申し上げます。


  


20181103-8

 

受賞結果

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【受賞メンバー】東北大学COI-NEXT「VISION to CONNECT」拠点・国立大学法人東北大学医学部・きょうゆうプロジェクト・医学生プロジェクトチーム

医学科5年・「きょうゆうプロジェクト」共同代表・ヴァイオリニスト【音楽会企画】3年
宮下琳太郎
「きょうゆうプロジェクト」共同代表・ヴァイオリニスト【音楽会企画】
森里香
医学科5年【音楽会企画】
立石正規、夏井康樹、野村優、吉永健人
工学部2年【音楽会企画】
尾本周作
歯学部2年【音楽会企画】
佐藤葵
医学科4年・「眼のふしぎ」学生チーム代表【展示企画】
新田友海
医学科4年【展示企画】
小澤一貴、菅原優人、長井春樹、本田慧、松本直
医学科4年・「きょうゆうプロジェクト」広報/学生奏者(ピアノ)・【音楽会企画】【両企画統括】
北村開志
東北大学病院眼科 医師【監修】
佐藤大夢、星佳佑

 

→ JST理事長賞 受賞企画概要はこちらをご覧ください

【受賞メンバー】宮城県仙台二華中学校 自然科学部

3年生
楠瀨瑛大(部長)、嵯峨悠月(副部長)、山本広夢(副部長)、内田陽向、佐陽太、半谷蒼眞、山田真輝、阿部晃太朗、槻山羅紋、遠藤賢介
2年生
大友菫、草野慧斗、橋本慈温、山田夏央、一條世嗣、伊東輝、及川颯、落合悠太、佐藤幸太郎、寺田悠樹、石森匠太郎、河野隆成、後藤果南、鈴木凛、増田悠人
1年生
安藤理人、加藤柊真、庄子凌瑛、鎌田樹、髙橋快斗、田澤侑也、多田歩夢、三浦晴喜、宮﨑文碧、阿部悠斗、伊藤稜将、遠藤晴杜、佐藤優樹、菅野匡俊、柳澤知真
顧問
丹野大輝、鈴木秀明

 

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【受賞メンバー】東北大学文学部言語学研究室

准教授
木山幸子
助教
熊可欣
研究員
汪敏、宋歌、程レイ雅
博士後期課程
談リウイ、加藤志織、趙叡智、呉暁芳、楊棟文
学部研究生
王誉誠
学部4年
菊地駿杜
学部3年
佐藤沙椰、廣原かなで
学部2年
加藤義也
教授
小泉政利

 

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【受賞メンバー】公立大学法人宮城大学食産業学群 動物遺伝育種学研究室

教授
須田義人
食産業学研究科博士課程前期2年
呂官霖
食産業学群4年生
佐々木優夏、須藤駿、早見紗華、照井杏捺、黒田怜花

 

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【受賞メンバー】宮城県立大崎高等技術専門校

木の家づくり科 2年
倉橋 陽仁、横山 琴音、小堤 青空
木の家づくり科 1年
三輪 風月
木の家づくり科 指導員
細田 康政

 

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【受賞メンバー】認定NPO法人 防災・減災サポートセンター

理事長
今野隆彦
副理事長
守屋資郎、黒墨秀行
理事
濱崎英作、菊地真
正会員
正木光一

 

 

サイエンス・デイ オブ ザ イヤー 2023 審査規定

(目的)

第1条 この表彰は『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』(以下、「サイエンス・デイ」という。)において、科学技術に関する理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に関わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的とする。

(表彰の種別)

第2条 サイエンス・デイ オブ ザ イヤー 2023 には、次の7賞を設ける。
① 文部科学大臣賞
② JST理事長賞
③ 宮城県知事賞
④ 仙台市長賞
⑤ 東北大学総長賞
⑥ 東北経済産業局長賞
⑦ ベストプレゼンター賞

(審査の対象)

第3条 審査の対象となる者は、サイエンス・デイに出展した者のうち、卓越して優秀な成果を収めた個人あるいは団体(各賞につき各年1件ずつ)とする。ベストプレゼンター賞については出展者に加え、サイエンス・デイAWARDに賞を創設した個人あるいは団体についても、各年1件を対象とする。

(審査の基準)

第4条 第2条で設けた各賞の審査の基準は、次の通りである。
① 「文部科学大臣賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
② 「JST理事長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)社会とともにあること、社会のためにあること
(2)科学技術に関すること
(3)自発的であること
(4)多様な人とのつながりを大切にすること
(5)公開できること
③ 「宮城県知事賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
(5)宮城県の地域特性が最も活かされている。
④ 「仙台市長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること。
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること。
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること。
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること。
(5)仙台市の地域特性が最も活かされている。
⑤ 「東北大学総長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること
(5)発表内容に学術的な発展が期待できるものであること
⑥ 「東北経済産業局長賞」の審査の基準は、次の各号によるものとする。
(1)科学技術に関する理解増進の目的・目標が顕著に達成されているものであること
(2)科学技術を社会・一般に伝える内容と方法が画期的であること
(3)他の分野や組織での応用・展開が十分期待できるものであること
(4)次世代の科学技術の向上に資することが極めて期待できるものであること
(5)東北地域の持続可能な発展に資することが期待できるものであること
⑦ 「ベストプレゼンター賞」の審査の基準は、次の号によるものとする。
(1)知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資する

(審査の方法)

第5条 「文部科学大臣賞」の審査は、「サイエンス・デイ オブ ザ イヤー」 審査委員会(以下、「審査委員会」という。)を設け、審査員がサイエンス・デイ出展者から事前に提出された資料、サイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーションを精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
2 「JST理事長賞」の審査は、JSTが第4条に規定する審査の基準に基づき行う。
3 「宮城県知事賞」の審査は、審査員がサイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
4 「仙台市長賞」の審査は、審査員がサイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
5 「東北大学総長賞」の審査は、審査員がサイエンス・デイの出展並びにサイエンス・デイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
6 「東北経済産業局長賞」の審査は、審査員がサイエンスデイの出展並びにサイエンスデイAWARD表彰式でのプレゼンテーション内容を精査し、第4条に規定する審査の基準に基づき、第7条による議決により行う。
7 「ベストプレゼンター賞」の審査は、サイエンス・デイAWARD表彰式におけるサイエンス・デイAWARD受賞者によるプレゼンテーション並びにサイエンス・デイAWARD賞創設者による表彰コメントをもとに、第4条に規定する審査の基準に基づき、サイエンス・デイAWARD表彰式当日に参加したサイエンス・デイAWARD賞創設者及び受賞者が会場投票を行うことによって決定する。

(審査委員会)

第6条 審査委員会は各分野の専門家からなる審査員5名程度で構成するものとする。なお、審査委員会の公正性を担保するため、本事業の業務を執行する理事1名が審査委員会に立ち会うものとする。

(審査の議決)

第7条 第4条の第1号ならびに第3号の議決は、審査委員の全会一致による賛成を原則とする。

(表彰)

第8条 表彰はサイエンス・デイ オブ ザ イヤー贈賞式にて行うものとする。受賞者には表彰状を授与する。

(授賞結果の公表)

第9条 受賞者、授賞内容を表彰時及びサイエンス・デイ等のホームページにて公表するものとする。

審査員名簿(敬称略、五十音順)

役職名 氏 名 現職名
委員 内田 龍男 東北大学名誉教授、仙台高等専門学校名誉教授
委員 江刺 正喜 東北大学名誉教授
委員 川添 良幸 東北大学未来科学技術共同研究センターシニアリサーチ・フェロー、特定非営利活動法人科学協力学際センター代表理事
委員 佐藤 一郎 東北生活文化大学学長、東京藝術大学名誉教授
委員 野家 啓一 東北大学名誉教授、元日本哲学会会長

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