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サイエンス・デイ オブ ザ イヤー2026(宮城県知事賞)受賞企画概要

1.出展プログラム名

地形は知っている、災害の素を探せ~地図には命を守るヒントがいっぱい ~

2.出展団体名

認定NPO法人 防災・減災サポートセンター

3.構成員名簿(氏名・学年)

(非公開)

4.受賞コメント(約400字)

 この度は名誉ある「宮城県知事賞」を賜り、心より光栄に存じます。
 当法人の前身は、1978年の宮城県沖地震の教訓をもとに2004年に発足した日本技術士会東北支部応用理学部会「地震防災ワーキンググループ」です。2009年にNPO法人化、2017年には認定NPO法人となり、長年にわたり地域の防災・減災活動に尽力してまいりました。
 宮城県は巨大地震や液状化、谷埋め盛土すべりといった多様な災害リスクを抱えています。そうした中、今回は新たな取り組みとして、お手元のスマートフォンから「地理院地図」を活用し、土地の歴史や身近に潜むリスクを学び備える参加型講座を実施いたしました。専門的な知見を身近な防災対策へとつなげる試みが評価され、大変嬉しく思っております。
 この度の受賞を大きな励みとし、今後もハザードマップを「自らの命を守る道具」として誰もが使いこなせるよう支援し、地域の防災・減災力の向上に邁進してまいります。

5.プログラム紹介文

街が便利になる一方で、思わぬ自然災害が増えています。実は、土地の形や歴史には、そこで災害が起きる素因(理由)が隠されているのをご存知ですか?
この講座では、スマートフォンを使って「地理院地図」から、身近な街の隠れたリスクを謎解きのように探りながら、以下のような流れで災害への備え方を学びます。
・被害を知る: 液状化、谷埋め盛土すべり、内水氾濫、土石流
・地図で探る: スマートフォンを使った地理院地図の操作演習
・備えの共有: 調べたリスクや対策をみんなでシェア
【保護者の皆様へ】講座ではスマートフォンを使用します。ぜひ親子でご一緒に受講し、操作のサポートをお願いいたします。

6.趣旨・ねらい(どのようなことをねらいとして、出展内容を考えましたか?)

 自然災害は、地形や地盤などの「素因」に、降雨や地震などの「誘因」が加わったときに発生します。人の力で抑えられない誘因に対し、素因をあらかじめ把握しておくことは、被害の軽減や命を守ることにつながります。
 今回は地形に着目して過去の災害を振り返り、どのような場所に誘因が加わることで災害が生じるのかを考えていきます。
 近年はスマートフォンで手軽に位置情報を確認できるようになり、地理院地図を活用して空中写真や地形図、ハザードマップを重ねて表示できるようになりました。しかし、こうしたツールを使いこなし、日常的に防災へ活かす習慣はまだ十分に定着していません。
 そこで本講座では、自然災害と地形・土地分類との関係についての解説を聞きながら、スマートフォンで公開データを取り込む方法を学びます。居住地や学校、職場周辺のリスクをあらかじめ把握し、日頃の備えを考えるきっかけにしていただくことを目的としています。

7.具体的な出展内容(6.の目的を実現するために、どのような出展内容としましたか?)

① 災害現象の提示:4つの災害現象(液状化、谷埋め盛土すべり、内水氾濫、土石流)を取り上げます。
② 発生メカニズムの理解:各現象が起こる大まかな仕組みを学びます。
③ 被害状況の確認:各現象の典型的な被害写真を観察します。
④ 地形特性の分析:発生場所を地図で探し、地理院地図の重ね合わせや比較ツールを活用して地形の特性を考えます。
⑤ 防災への活用:地理院地図を活用し、事前の備えや適切な防災対応につなげる方法を考えます。

8.出展内容を説明する写真や図(1点以上)

9.科学を社会に伝えるために、特に工夫していること・意識していることは何ですか?

 地理、とりわけ地形は私たちの生活に身近な存在です。一方で、地形図を読みこなして自然災害に関する特徴を読み取ることは、日常生活では馴染みが薄く、難しく感じられるかもしれません。しかし、スマートフォンを活用すれば、自身の位置情報や公開されている「地理院地図」などのデータを手軽に取得できます。これらの情報を重ね合わせることで、自分の住む地域にどのような災害リスクが潜んでいるのかを調べることが可能です。
 現在、多くの人がスマートフォンを手にする時代になりました。これからスマートフォンを持つようになる小中学生にも、こうした地理情報へのアクセス方法を知ってもらい、自分や家族の命を守る手段の一つとして役立ててほしいと願っています。

10.その他、アピールポイントなど、ご自由にご記入ください(自由記入欄)

 お手持ちのスマートフォンを使って、身近な自然災害のリスクを自分で把握する方法が学べます。
 自然災害のメカニズムをはじめ、過去の事例を参考に「地形」から災害リスクを読み解く方法や、公開されている地形図・ハザードマップのスマートな活用法までを分かりやすく解説しました。小学生から大人まで、どなたでも今日から実践できるように工夫を凝らしています。

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